スクリプトエディタの使い方

本章ではスクリプトエディタの使い方について解説します。
2020年の12月末にスクリプトエディタは刷新され、レイアウトと機能が大幅に変わりました。

サイドメニュー

スクリプトエディタを開くと画面の左端にアイコンが縦に5つ並んだサイドメニューが表示されます。
サイドメニューの各アイコンをクリックするとそれぞれの画面に切り替わります。
各アイコンをクリックした際に表示される画面は以下の通りです。

画面名 内容
概要 プロジェクトの情報の概要が表示されます。
エディタ コードの作成、編集、削除を行う画面です。GASを手動で実行することもできます。
トリガー GASを自動的に実行するトリガーを設定することができます。
実行数 GASの実行ログが表示されます。
プロジェクトの設定 プロジェクトの設定を行うことができます。

概要

プロジェクトの詳細の情報を確認することができます。
また、過去7日間のエラー率や実行数を確認することができます。
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エディタ

GASのコーディングや実行を行うことができる画面です。
実行したい関数を指定して「実行」ボタンをクリックすると指定した関数を実行することができます。
関数については次章で解説します。)
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関数を実行すると画面下部に実行ログが表示されます。
関数が正常終了したのか、それともエラーが発生して異常終了したのかはこの実行ログで確認することができます。
また、console.log()などのログを出力するメソッドを実行すると、その結果が実行ログに出力されます。
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エディタ画面の左側にはファイルライブラリサービスの3つの項目があります。
それぞれの項目の使い方について解説します。

ファイル

「+」ボタンをクリックすると、プロジェクトにファイルを追加することができます。
なお、追加することができるファイルはスクリプト(.gs)とHTML(.html)のみです。
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ライブラリ

他のGASプロジェクトのスクリプトを利用したい場合に使用します。
「+」ボタンをクリックすると、ダイアログが表示されスクリプトIDの入力欄が表示されます。
その入力欄にスクリプトIDを入力して設定することでスクリプトを利用できるようになります。

サービス

GASで多くの Google のサービスを操作することができますが、
各サービスのAPIを活用することでより高度な処理を行うことができるようになります。
「+」ボタンをクリックすると、ダイアログが表示され、
追加したいサービスとそのバージョンを指定して追加ボタンをクリックすることで同サービスを利用できます。
詳細は公式ガイド をご参照ください。

トリガー

トリガー画面ではGASの関数を時限的に実行するトリガーを設定することができます。
例えば、以下の画像のようにトリガーを設定すると、myFunction関数が1時間おきに実行されます。
実行する関数や実行タイミングはそれぞれ設定することができます。
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実行数

実行数画面では過去7日間の同GASプロジェクトの実行結果を確認することができます。
過去に実行された関数の実行結果はこの画面で確認しましょう。
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プロジェクトの設定

GASプロジェクトの全般の設定をすることができます。

  • Chrome V8 ランタイムの有効化・無効化
  • マニュフェストファイル(appsscript.json)の表示・非表示

また、プロジェクトに一意に割り振られているスクリプトIDもこの画面で確認することができます。
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