Google Apps Script は Google が提供しているスクリプトエディタでコーディングすることができます。
Google Chrome があれば実装をすることができるのが Google Apps Script の強みではあるのですが、
その反面 「好きなエディタで実装することができない!」 や 「Git で管理することができない!」 といった問題があります。
他にもネット環境がなければコーディングを進められないなどの不便な点もあります。
これらの問題は Google サーバー上にソースがあることが原因となっているため、
皆さんのPCの中(ローカル環境)で開発ができればこれらの問題を解消することができます。
しかし、GASはスクリプトエディタ上でなければ実行することができないため、
ローカル環境でコーディングしたコードをスクリプトエディタに毎回コピー&ペーストして実行する必要があります。
この手間を解消するツールとして Google は clasp というCLIツールを提供しています。
Google はこれらの問題を提供する clasp というツールを提供しています。
この clasp を利用すると Google Apps Script をローカルの好きなエディタで実装することができます。
ローカルに開発環境を整備しなければなりませんが、Google Apps Script でチーム開発をする場合は必須と言っても過言ではありません。
この clasp の具体的な使い方を本章で学んでいきましょう。
なお、clasp は以下リンク先の Github で公開されています。
https://github.com/google/clasp